事業再生23 削るだけでは再生できない!コストカットと投資のバランスで再成長を実現する方法


“節約経営”では立て直せない時代が来ています。

「まずは経費を減らさなければ…」
「人件費、広告費、出張費…削るところはすべて削った」
「でも、売上が上がらない…」

葛飾区・江戸川区・墨田区・足立区の中小企業でも、事業再生の第一歩として「コストカット」を選ぶ企業は多いです。
しかし、“削るだけ”の経営は限界があり、むしろ再生の妨げになる場合も。

本記事では、本当に必要なコストカットと、再生に不可欠な“攻めの投資”をどうバランスよく判断するかを解説します。


目次

  1. なぜ“節約だけ”では再生できないのか?
  2. コストカットで見直すべき3つの項目
  3. 再成長につながる「必要な投資」の見極め方
  4. コストと投資のバランスを取る実践ステップ

1. なぜ“節約だけ”では再生できないのか?

コストを削減すると一時的には利益が増えるように見えます。
しかし、その代償として以下のような問題が起こりやすくなります。

✅ 節約経営の落とし穴

  • 集客が減る(広告費カット)
  • 品質やサービスが低下(人件費削減)
  • 社員のモチベーションが下がる

💡 「削ること」ではなく、「収益を上げること」が事業再生の本質です。


2. コストカットで見直すべき3つの項目

無駄を省くことは大切ですが、削ってはいけないコストと、削ってもよいコストがあります。

✅ 優先的に見直すべきコスト

項目見直しのポイント
固定費家賃、保険料、通信費など → 相見積もりで適正化
外注費外注業務を社内化できるか検討
在庫管理過剰在庫・不動在庫の処分

💡 固定費の見直しは、経営改善の即効性が高いです。


3. 再成長につながる「必要な投資」の見極め方

事業を立て直すには、“守り”だけでなく“攻め”が必要です。
特に、中長期的に売上や業務効率を改善する投資は再生に不可欠です。

✅ 積極的に検討すべき投資例

投資項目期待できる効果
ITツール(クラウド会計、顧客管理)業務効率化・ミス削減
マーケティング(SNS広告、LINE活用)集客力・売上UP
教育・研修(社員のスキル向上)業務品質とモチベーションUP

💡 「削る投資」ではなく、「生み出す投資」を選ぶ視点が重要です。


4. コストと投資のバランスを取る実践ステップ

✅ ステップ①:すべての支出を“投資 or 無駄”で分類

→ 定期的に「経費レビュー会議」を実施し、経営者+担当者で議論する

✅ ステップ②:KPI(数値目標)を定めて投資の成果を検証

→ 広告費→来店数/IT導入→作業時間の削減効果など、定量的に判断する

✅ ステップ③:財務の見える化で余力を可視化

→ 資金繰り表、キャッシュフロー予測表を作成し、使えるお金の範囲を明確化

💡 コストと投資は“分けて考えず、一体で管理”することが経営の質を上げます。


まとめ:削るだけでは成長しない。投資も“選んで使う”ことが事業再生のカギ

コストカットは“収益を圧迫する無駄”から着手する
業務効率化・売上向上につながる「攻めの投資」はむしろ必要
支出を数字で管理し、バランスを取ることが継続的な改善に繋がる

「今の支出が適正なのか分からない…」という方は、問い合わせからご相談ください。
経営の健全化と成長を両立するプランをご提案します。

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